いよいよ、放送間近の2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」。
主演の長谷川博己さんはじめ、名俳優・女優の出演も楽しみですが、実力派脚本家、池端俊策さんのオリジナル脚本ということで、ストーリーも注目されています!
それに、今回は今までの歴史ドラマの中でも異色な、明智光秀が主人公。
「麒麟がくる」というタイトルの意味、時代設定も気になります。
今回は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」のタイトルの意味やあらすじ、時代設定などについて、迫っていきます!
【麒麟がくる】大河ドラマのタイトルの意味は?
2020年の大河ドラマ、明智光秀が主人公の「麒麟がくる」。
もうまず、タイトルからしてかっこ良い!
ですが、「麒麟」って改めて考えてみると、何なのでしょうか。
麒麟(きりん)とは、獣類の長とされている中国の伝説上の霊獣です。
見た目は、体の形は鹿、顔は龍、尻尾は牛、蹄は馬、背毛は5色、毛は黄色で、うろこがあり、麒角(麒麟独特のツノ)を持っています。
毛が黄色いところは動物のキリンにも似ていますが、獣類の長とされているだけあって色々な動物の特徴を持った獣です。
小さな虫でも殺生を嫌う、非常に穏やかで優しい性質を持っているとのことで、そうした設定を聞くと、強そうでもなんだか麒麟が可愛らしく思えてきますね。
中国の古代の礼に関する書物「礼記」には、この伝説の霊獣は麒麟の他にも「鳳凰」「霊亀」「応竜」がおり、「四霊獣」と呼ばれます。
この四霊獣、そして麒麟は普段は人前には現れないのですが、
・王(英雄)が仁のある政治を行う時に現れる
と言われている神聖な生き物なのです。
ドラマ「麒麟がくる」では、そういった麒麟の伝説をモチーフに
・「麒麟」は誰なのか
・どのようにして王(英雄)の前に現れるのか
をテーマにしたストーリーになるとのことです。
もう、2020年の大河ドラマは、タイトルだけでも、深い!深すぎます。
【麒麟がくる】大河ドラマのあらすじは?
長谷川博己さん演じる、「麒麟がくる」の主人公の明智光秀。
主君の織田信長を本能寺で自害に追い込み、天下を取ろうとしたものの、豊臣秀吉に討たれて自害する…という人生後半のエピソードが有名ですね。
しかし、実は明智光秀は生年不詳、他にも家系のことなど詳しい史料が残されておらず、謎の多い人物とされています。
それだけに、ドラマなどでは詳しく描かれることの少なかった明智光秀に、特に人生の前半にスポットを当てて新しい講釈を加えて作られているのがこのドラマです。
明智光秀の出自は諸説ありますが、「麒麟がくる」の明智光秀は、身分の低い武士、美濃の牢人(ろうにん)として生まれます。
そこで、美濃の大名である斎藤道三は、頭脳明晰で勇猛果敢な性格の光秀を見出し、家臣にします。
光秀は道三を父親のように慕い、主君として尊敬し、一生ついていく決意でしたが、道三は息子の義龍に討たれてしまいます。
美濃を追われた光秀は京に逃れ、細川藤孝、足利義昭、やがて主君となる織田信長に出会います。
明智光秀といえば、なんとなく「性格が暗い」ようなイメージを持っていましたが、ドラマでは勇猛果敢でアグレッシブな人物として描かれるのですね。
また、斎藤道三や足利義昭や織田信長など周りの人物も、今までのイメージを覆す人物として描かれるとのことで、今から見るのが楽しみです。
【麒麟がくる】大河ドラマの時代設定をチェック!
大河ドラマ「麒麟がくる」の時代設定をチェックしてみました。
時代設定は「戦国時代」後半と「安土桃山時代」の前半です。
けれど戦国時代って、けっこう曖昧で、いつからいつまで…といえる方は実は少ないのではないかと思われます。
戦国時代は、室町幕府の権威が失い始めるきっかけとなった、1467年の応仁の乱あたりからが始まりという説が多いです。
そして、戦国時代の終わりは、織田信長が第15代将軍足利義昭を追放し、室町幕府が滅法した1573年です。
斎藤道三が息子の義龍と争う「長良川の戦い」は1556年。
大河ドラマ「麒麟がくる」は、その何年か前からストーリーがはじまると予想されます。
さらに、後に主君となる織田信長が天下をとったのが「安土桃山時代」の始まりで、明智光秀が引き起こした「本能寺の変」は1582年。
この年がストーリーの最後になると予想します。
「戦国時代」は大河ドラマでとても人気の高い時代です。
波乱万丈な武将たちの数十年を、じっくりと堪能したいですね!
まとめとして
今回は、2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のタイトルの意味、あらすじや時代設定についてチェックしました。
詳しく調べれば調べるほど、早くドラマが見たくてたまらなくなります。
2020年1月からの放送、要チェックですー!
コメントを残す