2020年現在、西日本限定販売になっている明治のお菓子「カール」。
がつて、カールと言えば、知らない人はいないくらい有名で、日本国民から愛されていたスナック菓子。
しかしある時期を境に、西日本限定販売になってしまいました。
カールの関東販売中止はなぜだったのか、今になってとても知りたくなりました。
また、販売地域の境界線や、高速SA・PAで買える場所なども気になります。
今回は、スナック菓子のカールについて、迫っていきます。
カール関東販売中止はなぜ?

ヒゲと愛らしい笑顔がかわいい「カールおじさん」(「カールぼうや」もいましたね)のアニメーションイラストと
「それにつけても おやつはカール♪」というCM曲が、記憶に新しい、明治のスナック菓子「カール」。
初めて販売されたのは1968年(昭和43年)。
トウモロコシを原料にしたお菓子で、当時は「スナック菓子」という概念もなかったころに生まれました。
カールは、まさに日本のスナック菓子の先駆者的存在だったのです。
カールの丸い形は、開発時に偶然、ノズルから出た生地が丸まって落ちてできたもので、その形の個性的な雰囲気が社内で評判になり、採用されました。
そして、このくるりんとした形状から、昭和30年代に流行していた「カール人形」という女の子の人形が参考になり、「カール」と名付けられたとのこと。
以降、50年以上も名前も形状を変えず愛され続けるなんて…まさに神がかったお菓子ですよね。
その長い歴史の中には、様々な味の販売、カールおじさんの人気爆発、パッケージデザインの変化…さらに、
・武田真治さん演じるイケメンマッチョなカールおじさん「アンクル・カール」実写CMのオンエア(2015年)
などなど、変化球も(笑)。様々なことがありましたね。
しかし、2017年5月25日、販売メーカーの明治は、カールシリーズの販売を東日本で終了すると発表しました。
原因は、売り上げの低迷です。
スナック菓子の人気がポテトチップス系に集まるようになり、コーン系のお菓子のカールは、1990年代の最盛期、190億円程度だった売り上げが、3分の1の約60億円に激減してしまったのです。
そこで明治は、今まで全国5カ所の工場で生産していたカールを、子会社の四国明治の松山工場(愛媛県松山市)の1カ所に絞り、物流の関係から西日本の実の販売とすると発表。
国民に愛されるロングセラー菓子を絶やさないための苦肉の策だったのかもしれません。
このニュースが流れるやいなや、関東のスーパーやコンビニからは、カールの売り切れが続出し、話題になりました。
あまりにも身近だったお菓子のカールがなくなってしまうのは何だか信じられないような気持ちでしたが、本当に、関東では販売しているのを見かけなくなってしまいましたよね。
カール関東販売中止の境界線は?
2017年5月、関東での販売が中止になったスナック菓子のカール。
かろうじて西日本では販売されることになりましたが、工場が1カ所に縮小されたため、今まで数種類あった味も、「チーズあじ」と「うすあじ」のみになってしまいました。
今、改めて、「関東販売中止の境界線はどこからどこまでなのか」が気になり、調べてみました。
境界となるのは
・福井、岐阜、愛知、三重(関東販売中止区域)
・滋賀、京都、奈良、和歌山(西日本販売区域)
です。
https://twitter.com/1000_birds/status/867645401616101376
「カール線」「カールの壁」など、SNS上で様々な呼び名がつけられましたね。
同じ日本なのに、なんだかとっても寂しい境界線です。
カールが高速SA・PAで買える場所は!
そろそろカールが恋しくなっている、関東以東の私達。
「カール境界線」を超えて、カールをゲットしに行くという手段があります。
カール境界線である県の、高速SAやPAで購入できる場所をチェックしてみました。
・甲南PA(滋賀県甲賀市・新名神高速道路)
・伊吹PA(滋賀県米原市・名神高速道路)
この2つのPAが、「カールが買える最後のPAです!」のポップ広告が貼られて、販売されています。
また、一番関東寄りのカール境界線である滋賀県では他にも
・草津PA(滋賀県大津市・名神高速道路)
・大津SA(滋賀県大津市・名神高速道路)
でも、カールが販売されているとの情報がありました。
関東以東の皆さん、カールを求める旅(?)に出る場合は、滋賀県へ行ってみましょう!
また、どうしても、カールを買いに行けない…でも今すぐ食べたいという場合は、インターネットで購入する手段もありますよ。
まとめとして
関東で販売中止となったカール。
今までどおり販売されている関西地域がうらやましいです。
関西の皆さんは、カールを関東のお友達のお土産にすると、きっと喜ばれると思いますよ~!
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