ラグビーにも、他のスポーツと同じように世界ランキングがあるのですが、どんな計算方法によるものなのでしょうか。
基本的には強い順番にランキングされるものですが、競技によっては「それ本当なの?」と言いたくなるようなこともありますよね。
そんな中、ラグビーのランキングは国同士の力関係が現れやすく信頼度が高いものとされています。
ここでは、ラグビー世界ランキングのワールドカップでの計算方法、更新頻度や永久不滅ポイントとは何かお伝えします。
ラグビー世界ランキングのワールドカップでの計算方法!
ラグビーの世界ランキングはポイントによって決められていて、高い国が上位になってきます。
同じポイントを持っている国同士の対戦では、勝ちがプラス1ポイント、負けがマイナス1ポイント、引き分けは変動なしとなります。
しかし、ポイントが離れている国が試合を行った場合は計算方法が変わってきます。
勝ち:1-0.1×ポイント差 プラス
分け:0.1×ポイント差 マイナス
負け:1+0.1×ポイント差 マイナス
勝ち:1+0.1×ポイント差 プラス
分け:0.1×ポイント差 プラス
負け:1-0.1×ポイント差 マイナス
例として、70ポイントのA国と65ポイントのB国が試合をするとポイント差は5あるので
Aが勝った場合は1-0.1×5=0.5ポイントがプラス、負けた場合は1+0.1×5=1.5ポイントがマイナスになります。
ポイントが同じ国と試合をして勝つよりももらえるポイントは少なく、負ければ多く引かれてしまうのです。
つまり強い国に勝てばポイントも一気に増えていきますが、弱い国に負けたら減るポイントも大きいということになります。
10ポイントの差があると上位国は勝っても0ポイント、負ければマイナス2ポイントに。
20ポイント差では、計算式に当てはめると上位国が勝ったらマイナスになってしまうので、10ポイントとして計算されます。
他にも
- ホームのチームはプラス3ポイント追加された状態で計算される
- 15点差以上で勝利するとポイントは1.5倍される
- ワールドカップはポイントが2倍される
このようにラグビーの世界ランキングには複雑な条件がありますが、細かい分だけ国の強さをより明確に表せているんですね。
ラグビー世界ランキングの更新頻度
ラグビーの世界ランキングは、毎週月曜日に更新されます。
他のスポーツでは毎月の更新が一般的ですが、毎週となるとかなり目まぐるしく変動する可能性が高いもの。
特に、ワールドカップはポイントが2倍となるので期間中でも入れ替わっています。
日本代表もワールドカップ前は10位でしたが、上位国だったアイルランドを倒したことで8位に上昇。
敗れたアイルランドは2位だったものが4位になっていますし、大会終了後には全体的にどれだけ変わっているのかも楽しみです。
ラグビー世界ランキングの永久不滅ポイントって何?
テニスや卓球などの世界ランキングでは、1年間を対象にポイントが計算されますよね。
しかし、ラグビーではポイントに有効期限がない永久不滅ポイントとなっています。
長年かけて積み重ねられたポイントを、勝ったり負けたりを繰り返して増減。
テニスなどは大会ごとに決められたポイントを、勝ち進んだ状況に応じて加算されていきます。
そのため1年間でポイントが消えていくというのが成り立ちますが、ラグビーでは複雑な計算をしているので成り立たないんですよね。
ポイントが1年経ってもなくならない分、万が一、1年間試合をしなくてもポイントは維持できてしまうということもあります。
強豪国が試合をしないなんてことはありませんが、理論上はそういうことになっちゃうんですよね。
まとめとして
ラグビーの世界ランキングは、決まったポイントを大会ごとで得るのではなく、対戦国のポイントを勝ちによって奪うシステムになっています。
対戦国との強さや、ホームアドバンテージ、ワールドカップなどによって計算方法が変わるのも面白いところですよね。
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