仙台の夏といえば、七夕まつり!
2020年は新型コロナウィルス感染の拡大のため中止していましたが、2021年、規模を縮小して復活することになりました。
色とりどりの七夕かざりが美しく、訪れる者を魅了して止まない七夕まつり。
特徴や始まり(発祥)が気になります。
さらに、前日に開催される花火祭との関係性もチェックしたいです。
今回は、仙台の七夕まつりについて、迫っていきます!
七夕まつり(仙台)の特徴は?

仙台の七夕まつりは、毎年8月6日から8日に開催されます。
8月7日は旧暦の7月7日にあたるので、この日を中日にして3日間行われるのです。
宮城県仙台市青葉区の仙台駅周辺、近くの一番町や中央通りのアーケード街に、大きな竹が立てられ、大きくてカラフルな七夕飾りが施されます。
商店街や企業、一般家庭や学校などの団体が作る様々な七夕飾りは絢爛豪華。
さらに、
- 仙台七夕花火祭(七夕まつりの前夜に開催)
- 瑞鳳殿七夕ナイト
- 仙台城跡ナイトイベント
- 飾りつけコンクール
他にもライブやパフォーマンスなど、七夕まつりとあわせて行われるイベントが数多くあります。
(2021年は新型コロナウィルスの影響のためイベントは中止となっています)
たくさんの祈りや願いを天に届けるだけでなく、参加者・見物客の心を華やかに盛り上げてくれる仙台の七夕まつり。
全国の七夕イベントの中でも最大規模、そして七夕まつりの発祥とも言われています。
七夕まつり(仙台)の始まりはいつから?

地元では「たなばたさん」と呼ばれているほどなじみの深い七夕まつり。
始まりは、なんと約400年前、仙台藩祖の伊達政宗が広めた行事とされています!
青森のねぶた祭・秋田の竿燈まつりと並んで「東北三大祭り」と呼ばれているほど、由緒があり大規模なお祭りです。
七夕まつりは「田の神を迎える」行事で、豊作を祈り飢饉を遠ざけるという願いが込められています。
その長い歴史の中で数多くの人々が七夕飾りや短冊に願いをこめて祭りを開催してきましたが、第1次世界大戦後の不況時や、第2次世界大戦の戦時中は縮小されました。
しかし昭和21年の終戦後、焼け跡の一番通りに七夕まつりが復活し、現在の大きなくす玉の吹き流しの七夕飾りが商店街に飾られるようになりました。
また、長寿を願う折り鶴や商売繁盛を願う巾着など、短冊以外にも仙台の七夕まつりは個性的な飾りが多いです。
地元の方々の街の活気を願う様々な願いが込められているんですね。
今では観光イベントにまで発展した七夕まつりは、2019年は約224万9000人が訪れました。
ちなみに、この年は青森ねぶた祭りの入込客数は約285万人、秋田の竿燈まつりが約131万人。
七夕まつりの見物客がいかに多いかということがわかる統計です。
2020年は新型コロナウィルス感染症拡大のために中止になり、2021年は規模を縮小し、県外からの見物客は入れずに行われることになった七夕まつり。
早く以前のような活気を取り戻せる日々がくるよう、願うばかりですね。
七夕まつり(仙台)は花火祭とは別?

七夕まつりの前夜に行われる「仙台七夕花火祭」。
例年、約1万5000発の花火が打ち上げられていました。
七夕まつりの前夜祭と思われている方も多いですが、仙台の青年会議所が主催する祭りで、七夕まつりとは別のお祭りとなっています。
2021年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、8月5日(木)に、仙台市の複数箇所で無観客・5分程度の開催で行われることになりました。
花火のライブ配信も行われ、自宅でも楽しめるように配慮されています。
花火祭のテーマは「笑顔~未来を灯し、より豊かになる仙台(まち)へ」。
街の人々の未来に希望を抱く思いが込められていますね!
まとめとして
華やかで美しい仙台の七夕まつりは、日本だけでなく海外の人々にも感動させるイベントです。
また、「七夕まつりで夏を感じる」という人も多かったはず。
今後は私達に笑顔と仙台に活気が戻るように、短冊に願いをこめたいですね!
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