2021年5月16日(日)、Jリーグ史上初の女性審判員の山下良美さんが主審を担当しました。
「歴史的な日」として注目されましたね。また、とてもきれいな方でりりしい姿も話題になりました。
そんな山下良美さんのサッカー歴や審判員になったきっかけが気になります!
今回は、サッカー審判員の山下良美さんについて、迫っていきます。
山下良美のサッカー歴は?
まずは、山下良美さんのプロフィールをチェックしてみましょう。
- 名前:山下良美(やました よしみ)
- 生年月日:1986年2月20日(35歳)
- 出身地:東京都中野区
- 学歴:東京都立西高校→東京学芸大学
サッカー審判員として活躍している山下良美さん。
自身もサッカー経験者で、サッカーは幼稚園のころからお兄さんの影響で始めたとのことです。
東京学芸大学では女子サッカー部に所属。大学卒業後は、社会人サッカーチームのFC PAFに所属します。
山下良美さんは社会人サッカー選手としての実力も高く
- 2009年 ミニ国体の東京選抜メンバー
- 2010年 サッカーマガジン杯菅平大会(チームは準優勝) 優秀選手
として活躍。
FC PAFでは2014年まで選手として活動しました。
山下良美の審判員へのきっかけ!
山下良美さんは、同じ東京学芸大学の女子サッカー部の先輩である坊薗真琴さんに誘われて、審判の大会に行ったことがサッカー審判員になったきっかけです。
「無理矢理連れていかれた」と話していることから、はじめは山下良美さん自身は審判員に対して興味がほとんどなかったことが伺えます。
しかし、審判として試合を重ねるたびに向上心が芽生えて、次第に審判の仕事に夢中になっていきます。
そして、山下良美さんは2012年に女子1級審判員、2015年に主審の女子国際審判員を取得します。
同じく2015年は先輩の坊薗真琴さんも副審の女子国際審判員を取得したことから、当時かなり話題になりました。
近年女子審判員は少しずつ増えてきており、現在は東京都サッカー協会でも女子審判員のサポートプログラムも開催されています。
女性審判員のニーズはますます高まってきていると言えるでしょう。
山下良美さんや坊薗真琴さんのような女子審判員の活躍のおかげですね!
山下良美のJFL/Jリーグでは?
2015年に主審の国際審判員を取得した山下良美さん。
で主審を務めます。
ウルグアイ大会では、坊薗真琴さん・手代木直美さんの3人チームで審判団を務めました。
さらに、2019年のFIFA女子ワールドカップでは、坊薗真琴さん、手代木直美さん、萩尾麻衣子さんと共に審判団に選抜されて注目されます。
同年の第97回全国高等学校サッカー選手権大会にも、男子競技のAFCカップでも坊薗真琴さん・手代木直美さんトリオで審判団を務めました。
そして2019年12月12日に、山下良美さんは男子社会人の試合を担当できる1級審判員に認定されます。
2021年、ついにJリーグ史上初めて女性として主審の審判員に選抜されたのです。
日本の1級審判員でJリーグで登録されているのは59人。
この中で審判員としての活動だけで生計を立てているPR(プロフェッショナルレフェリー)は13人、国際主審は7人います。
山下良美さんはこの7人の国際主審の中の1人で、他の6人はPRということから、山下良美さんの取得した審判員のポジションがいかに狭き門であるかということを思い知らされます。
そして5月16日(月)に、ニッパツ三ツ沢球技場で、Y.S.C.C横浜対テゲバジャーロ宮崎の試合で主審として女性で初めて笛を吹きました。
「歴史が作られた」「歴史的な日」として、日本だけでなく世界でも注目された1日となったのです。
まとめとして
Jリーグ史上初の女性主審を務めた山下良美さん。
美しくきりりとした姿で、正確なレフェリーを務めるその姿は、今までコツコツと積み上げてきた努力と鍛錬の賜物であることがわかりました。
「女性審判員が男性の試合を担当するのが当たり前になること」を目標としている山下良美さん、これからもバリバリ活躍してほしいですね!
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