守備シフト(野球)は将来禁止?メジャーではルール変更でロボット審判も!

野球における守備シフトとは、効率よくアウトを取ったり出塁を防いだりするのを目的とした守備対策の一つです。

通常とは異なる守備配置になるため、極端な場合は大きな話題となりニュースに取り上げられるほど。

近年は、守備シフトの是非を巡って論争が繰り広げられ、2021年シーズンからはメジャーのマイナーリーグで新たにルールが設けられました。

ここでは、野球の守備シフトは将来禁止されるのか、メジャーでのルール変更やロボット審判の導入などについてお伝えしていきます。

守備シフト(野球)は将来禁止?

守備シフト 野球 将来禁止

守備シフトの中には、スクイズを警戒した内野の前進守備やバックホームを狙うための外野の前進守備などが一般的です。

また、ある特定のバッターに対して、得意な方向への打撃を防ぐためにライトやレフト方向だけに守備を固めるというパターンもよく見られます。

近年大きな話題となったものとして2020年8月18日に行われたレンジャーズとパドレスの一戦の守備シフトがあります。

ホームベースから約86メートル離れた右翼ライン付近でサード選手がキャッチし、記録としては史上最長となる距離のサードフライとなったのです。

選手のプレースタイルや特徴などを分析する技術が進歩し、どの方向を中心に守ればいいのかの作戦が立てやすくなっているのも守備シフトを行う原因の一つとなっています。

メジャーでは極端な守備シフトを無くそうと複数の監督が声を挙げ、将来は大きく見直される可能性が高くなっています。

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守備シフトはメジャーではルール変更!

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近年は、守備シフトにハマってしまうくらいなら、一発ホームランを狙おうとする意識も高まり、三振やフォアボールが多くなっているとのこと。

本来の野球の楽しさを蘇らせるためには、守備シフトの制限が必要だというのがメジャーの考えとなっています。

実際に、2021年シーズンからメジャーのマイナーリーグAAでは、守備シフトに一部制限が付けられることになりました。

内野手の4人は、グラウンドの土の部分に両足が入っていなければNGとなり、内野手は二塁を挟んで両側に2人ずついなくてはいけないというルールに変更。

 

つまり、内野手が芝生に足を踏み入れて外野に守備につくことが禁止になり、外野4人シフトができなくなったのです。

これはシーズンの前半でまずはテストして、後半戦にも採用するかは後に判断するとしています。

メジャーではロボット審判も!

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守備シフト制限と同じように、格マイナーのカテゴリーのおいて様々なルール変更が行われています。

その中でも注目されるのが、下位A級の南東地区で導入されるロボット審判の存在でしょう。

ストライクとボールを自動的に判定するシステムで、コンピューター制御によって判断が下され審判に判定が伝えられる仕組み。

2020年にも独立リーグなどで試験的に採用されましたが、地面すれすれのボールをストライクと判断したこともあり性能に疑問を持つ声も挙がっています。

判定を不服に思った選手は最終判断を下した審判に暴言を吐いて退場処分となったこともあり、どこまで性能を信用していいのか謎な部分がありますね。

どのスポーツもビデオ判定を導入して誤審が減ってきていますが、将来的にはロボット審判も主流になるのでしょう。

ただ、バットにボールがかすったかどうかやバットを振ったかどうかを判断するものではないので、ロボットに主審を任せるのにはまだ不安が残ります。

まとめとして

2021年シーズンからマイナーリーグAAで採用されている守備シフトの制限は、今後メジャーでも主流になっていく可能性があります。

しかし、観戦している側にとっては守備シフトも醍醐味の一つだと感じるのは気のせいでしょうか・・・。

監督やメジャー関係者は本来の魅力的な野球を取り戻すためと話していますが、作戦の一つを排除することになるので、むしろ後退していっている気がしてなりません。

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