2月20日放送の日テレ系「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げられた、静岡名物の「とろろ汁」!
とろろ…おいしいですよねー。栄養も豊富で、身体にも良いらしく、美容系フードとしても注目されています。
そんなとろろ汁ですが、静岡名物だったことは知らなくて驚きました。
なぜ、とろろ汁は静岡名物として有名なのでしょうか。また、とっても美味しい店やエリアなどもあるとのことですが、どこなのか知りたいです!
今回は、静岡名物のとろろ汁について、くわしく迫っていきます!
静岡名物のとろろ汁とは?
まずは、静岡名物で有名なとろろ汁について、チェックしていきます。
とろろと言えば、皆さんおなじみの山芋をすりおろしたものをイメージしますよね。
けれど、静岡のとろろは、なんと自然薯をすりおろしたものです。
ベースのダシとみそが、あとを引く美味しさ。とろろののど越しも最高で、1人前ペロリとたいらげてしまいます。
静岡名物のとろろ汁の有名エリアは?
静岡のとろろ汁は、江戸時代から有名でした。
- 歌川広重「東海道五十三次」の「丸子宿」に「とろろ汁」の看板が描かれている
- 十返舎一九「東海道中膝栗毛」で、丸子宿でとろろ汁を食べるエピソードが登場
- 松尾芭蕉が「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁」と詠んだ句がある
江戸の大ベストセラーにこぞって紹介されている「丸子宿のとろろ汁」。
静岡は昔から、「アルカリ玄武岩」と呼ばれる特殊な地質があり、自然薯が生育するのに適していました。
自生した自然薯を用い、食べられるようになったのがとろろ汁。
自然薯は「山のうなぎ」と呼ばれるほど滋養があります。
- カリウム
- 鉄分
- ビタミンE
- 食物繊維
- アルギニン(強精作用)
- ディオスゲニン(ホルモンバランスを整える)
とろろ汁は歩き疲れた旅人の元気を回復させていたのでしょうね。
多少疲れで胃が弱っていても、さわやかなのど越しで食べやすいのもポイントです。
そんな「丸子宿」は、現在の静岡市駿河区丸子周辺。静岡駅から車で20分ほどの場所にあります。
「丸子」という町名が残っているなんて、感慨深いですね。
そういえば、静岡が舞台の「ちびまるこちゃん」の主人公もあだ名が「まるこ」です。
そして、この周辺は今でもとろろ汁の店が多く点在しているエリアです。
中でも戦国時代に創業、老舗で有名なお店は「丁子屋」です。
(静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10)
丁子屋は、昔ながらのかやぶき屋根の木造の建物や部屋の中も趣があります。
江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になりますよ。
静岡名物のとろろ汁の食べ方もチェック!
静岡名物のとろろ汁、食べに行ってみたい!と思い始めてきましたが、とろろ汁の食べ方の流儀はあるのか、ふと気になりました。
先ほどご紹介したとろろ汁の老舗「丁子屋」のホームページによると、
「堅苦しい作法は、一切なし!」
威勢よく楽しくお召し上がりください…とのことで、なんだかとってもホッとさせられます(笑)
おいしい食べ方としては、
- 麦飯を茶碗に半分ほど盛る
- 米粒が泳ぐくらいにたっぷりととろろ汁をかける
- 好みの量の薬味をかける
- ザーザーと音をたて、流し込むように食べる
とろろ汁と麦飯の中に空気を混ぜ込むように泡立てて食べるのがコツです。
うーん、今すぐ食べたくなってきました!
とろろ汁、肩の力を抜いて食べられる、旅の疲れが一気に吹き飛ぶようなスーパーフードですね!
まとめとして
「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された、静岡名物のとろろ汁。
色々と調べていくと、古くから日本人に愛されてきた秘密がわかりました。
静岡に旅行に行ったなら、必ず食べておきたいですね!
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