マラソン選手の多くが使用して好記録が続出する事態となっているナイキの厚底シューズ。
マラソンレースでは、このピンクのシューズばかりが目立ち違和感を覚えた方も多かったことでしょう。
東京オリンピックでの使用を禁止する流れとなっていたことから、選手の中には心配の声が上がっていました。
ここでは、ナイキ厚底シューズは東京オリンピックで使用可なのか、市販価格や市民ランナーでも効果あるのか見ていきます。
ナイキ厚底シューズは東京オリンピックで使用可!
世界陸連は、2020年1月31日にナイキ厚底シューズの使用に関する規制を修正し発表しました。
東京オリンピックでは使用禁止となりそうでしたが、条件付きで認められたのです。
一般的に販売されているシューズを履くことができ、靴底は40センチメートルまでとした。
さらに、使用されているカーボンファーバーは1枚だけ可能となり、4月30日以降に発売となる製品に関しては4ヶ月以上経過したら公式戦で使用できる。
東京オリンピックのマラソンは、2020年8月8日(土)に女子、8月9日(日)に男子が行われるので、間に合わないことになります。
これは、試作段階のものを使用するのを防ぐのと、カスタムして道具ありきになるのを防ぐ目的があるのでしょう。
話題となっている現行モデルは多くの一般ランナーも使用していることもあり、条件を満たしているとして東京オリンピックでも使用可能となりました。
ナイキ厚底シューズの市販価格
オリンピックの選考レースとなったMGCで男子1位となった中村匠吾選手、2位の服部雄馬選手、女子2位の鈴木亜由子選手などが着用。
話題のシューズはナイキのズームXヴェイパーフライネクスト%のピンクブラスト、税込30,250円。
一般の市場で購入することが可能となっていますが、人気の商品となったため手に入れるのは難しい状況となっています。
史上最軽量のデザインをうたい、スピードを実感できるとされ記録破りのシューズとのこと。
カラーは、ピンクブラストの他に、オーロラカラーが販売されています。
ナイキ厚底シューズは市民ランナーでも効果あり?
ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%は、シリーズの第3世代となるシューズで、もともと在庫を多く準備していたもので誰もが買えるものとなりました。
一般市民ランナーが履いても、ランニングするだけでクッション性を実感できるでしょう。
もっと速く走ればシューズの特性に驚き、さらにフィット感と軽さ、通気性にも満足することかと思います。
しかし、税込30,250円という値段はなかなか手が出しにくいかもしれませんね。
お気に入りのシューズとして毎回走る時に履きたいところですが、耐久性には難があるので注意しておきたい。
ここぞという時のレース用として使用し、普段のランニングでは数回履いて慣らすくらいがちょうどいいでしょうね。
まとめとして
ナイキの厚底シューズは、記録が出やすいため東京オリンピックでの使用が禁止される可能性がありました。
しかし、現在発売されているものに関しては認められ、東京でもピンクが目立つことになるかもしれません。
カスタムはできない決定となったため、靴によるスピード化はある程度収まったと言えますが、今後も議論が必要な話題であることには変わりなさそうですね。
コメントを残す