ラグビーワールドカップで日本代表が大活躍し、今度は東京オリンピックでのメダルにも期待がかかりますよね。
しかし、ワールドカップメンバーの大半はオリンピックに出場することはありません。
というのも、そもそも15人制のラグビーはオリンピックの種目ではないのです。
東京オリンピックラグビーは7人制でワールドカップとのルール違いはどんなものがあるのか、両方に出場する選手はいるのかお伝えします。
東京オリンピックラグビーは7人制?
ワールドカップのラグビーは15人制なのに対して、東京オリンピックのラグビーは7人制となっています。
1900年大会から15人制がオリンピックで行われていましたが、1924年を最後に除外されているんですよね。
15人制だと控え選手も含めて30人前後になってしまうため、どうしてもお金が多くかかってきてしまいます。
登録メンバーを減らせばいいという考えもありますが、日程もタイトに行う必要もあるため、選手の疲労がすさまじいことに。
そうなってくると、商業的に成果を出したいIOCにも開催国や参加国にもメリットは少ないという状況でした。
男子だけではなく女子も行われるので、華やかさも加わっていますしこれから注目されること間違いなしですよ。
東京オリンピックラグビーとワールドカップとのルールの違いは?
東京オリンピックとワールドカップのラグビーのルールの違いは、まず人数が異なる点。
グラウンドは同じ広さですが、人数が半分以下であるため非常にスピーディーに展開されていきます。
試合時間は40分ハーフの15人制に比べて圧倒的に短い7分ハーフで、ハーフタイムも2分以内と少ない。
スクラムは8人ではなく3人で行い、交代は8人ではなく5人まで。
15人制ではトライをしたら相手ボールで試合が再開されますが、7人制は自分たちのボールから再開されるといった違いも。
モールやラックなどの密集したプレーは少なく、ごちゃごちゃする場面があまりないために観戦しやすいのも7人制の魅力です。
東京オリンピックラグビーとワールドカップの両方出場選手は?
15人制と7人制は異なる競技と言ってもいいくらいですが、ワールドカップメンバーでも東京オリンピックを狙っている選手がいるんですよね。
例えば、快足ウイングとしてトライを重ねる福岡堅樹さんは、過去にも7人制代表に選ばれています。
しかも、東京オリンピックを最後にラグビーを引退し、医者を目指すことを宣言。
ラグビー日本代表の快足ウイング福岡堅樹選手。
彼はラグビー選手の傍ら、医師を志しています。
2019年のラグビーW杯で15人制ラグビーを、2020年の東京五輪で7人制ラグビーを引退し、その後は医師の道に進むと公言しています。— こちら静岡/セレーソ・バリエンテ (@kochirashizuoka) October 19, 2019
さらには、レメキ選手も選ばれた経験があるので、選出されるかもしれません。
FWの選手もパワーだけでなく俊敏さも兼ね備え、運動量も豊富な選手が必要で、BKも個人で打開できる選手が求められます。
上記の2人はスピードもテクニックも申し分なく、できれば松島幸太朗さんにも目指してほしいところ。
登録メンバーは12人と少ないので、ワールドカップメンバーが多く転向してきたらギリギリまで選考がもつれるだろうと言われています。
まとめとして
東京オリンピックのラグビーは7人制が行われ、15人制はワールドカップが最高の舞台となっています。
ワールドカップ組からも福岡堅樹さんを始めとして数人が転向する可能性があり、どのようなメンバー構成になるのかも注目です。
ラグビー観戦の初心者にとっては7人制のほうが分かりやすいと言われていますし、スピーディーさも見ていて楽しい競技ですよ。
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