HIA(ラグビー)は何の略?英語表記やルール!ワールドカップでの導入はいつから

ラグビーワールドカップでは、他のスポーツでは珍しいラグビー独自のルールがいくつかあり注目されています。

例えば、勝ち点のボーナスポイント、世界ランキングの更新頻度、ビデオ判定のTMOなどなど。

そして、選手の安全性を考慮したHIAもワールドカップで話題となっているルールの一つ。

ここでは、HIA(ラグビー)は何の略か、英語表記やルール、ワールドカップでの導入はいつからお伝えします。

HIA(ラグビー)は何の略?英語表記をチェック

HIA ラグビー 何の略英語表記

HIAは、激しいぶつかり合いの中で脳震とうを起こした疑いのある選手を、症状の確認のために一時的に退場させるもの。

退場している時間は10分ですが、その間は別の選手が代わりに出場してプレーすることができます。

とはいえ、ラグビーワールドカップのルールをしっかりと理解していなければHIAと言われても分かりにくいですよね。

HIAは、Head Injury Assessment(ヘッド インジュリー アセスメントの略で、直訳すると「頭の傷害の診断」といったところでしょうか。

専門的な講習を受けたドクターによる診断が行われ、脳震とうかどうかを判断。

日本ではトップリーグ以上のレベルで採用されていて、高校大学では脳震とうの疑いがあればすぐさま試合から離れさせます。

疑いがなくなりOKという判断がなされない限り、練習にも復帰できないようにする徹底ぶりで安全性を確保しているのです。

HIA(ラグビー)のルール!

HIA ラグビー 何の略英語表記

HIAによってドクターから脳震とうと診断された選手は、10分間の退場以降も試合には復帰できません。

症状の度合いと次戦までの間隔によっては、次戦も出場停止になることも。

もちろん、脳震とうと判断されなかった場合には、10分の退場の後に試合に復帰してプレーすることができます。

例え頭に衝撃があったとしても、その時に続行できると感じていれば出たいのが選手というものでしょう。

そのため、導入する前は脳震とうだったかもしれない状態で試合に出続けていたというケースがいくつもあったと思われます。

しかし、脳へのダメージは時間が経ってから後遺症が出たり、最悪の場合命の危険もあったりと正しい判断が求められます。

選手の命を第一に考えたこのルールの導入の意味は、スポーツ界にとっても大きいものがあるのではないでしょうか。

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HIA(ラグビー)のワールドカップでの導入はいつから

HIAは2011年のワールドカップ以降に導入され、2019年ワールドカップでも度々脳震とうチェックが行われています。

導入の理由は、激しいプレーが増えてきたことによって脳震とうの疑いも多くなってきたから。

採用する前は、脳震とうの疑いがあっても56%もの確率で試合に戻ってプレーしていたという。

導入後は12%に減ったとのことで、かなり大きな意味を持ったルールとなっていますよね。

 

しかし、わずかな人数でも脳震とうでもプレーする選手が完全になくなったということではないことは注意すべき点でしょう。

現在は、頭部への激しい危険なタックルなどには厳罰が下るようになっています。

古い考えの監督などは判断を下した審判に対して批判的なことを言ったりしていますが、そもそも命の危険があることを理解するべきでしょう。

今後は、監督やコーチ、スタッフなども、新しいルールを本当の意味で理解している人しか就けないようにする必要があるのかもしれません。

とめとして

ラグビーワールドカップで話題となっているHIAは、選手の安全を第一に考えたルールの一つ。

脳震とうの疑いのある選手は、10分間退場し診断の結果によってはプレー続行が不可能となります。

選手は出場したいでしょうが、脳は時間が経ってからの後遺症の可能性もあるので徹底して行っていってほしいものですね。

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